2024.1.13(土)凧作り&凧揚げ

新年、第1回目「テーマ制作工房」のテーマは『凧』です

世界中のほとんどの国や地域に存在するといわれている玩具「凧」
川合先生も、世界中で色々な凧に出会ってきました

館内にもカッコイイ凧がたくさん展示してあります

↓こちらは、フィリピンの凧
路地裏で出会った子ども達に、凧づくりの様子を見せてもらいました
【材料:レジ袋、竹ひご、糸】(川合先生の旅の記録より)


飛んだ!飛んだ~!!!
この後、お礼に簡単な和凧の作り方を教えてあげたそうです

そして、海賊船、実は40年以上、毎年「凧揚げ大会」をしてきました!

↑30年くらい前の海賊船の子ども達
昭和感が溢れ出てますね~


↑こちらは創設メンバーのおひとり【日沖隆先生】の大作、酉年の干支凧です!
糸巻が太い!どれだけ飛ばすおつもりなのかな~

時は流れ、平成、令和になっても「テーマ制作工房」では
毎年新年には凧をつくって大会に備えていました↓

海賊船の子ども達にとっては、愛知牧場の丘に吹き上げる冷たい風の中、
自慢の手作り凧を飛ばすのが冬の恒例行事でした
日曜日クラスの子達のつくる立体凧、創作凧 カッコよかったな~↓

毎年、子ども達の凧のバランスを直したり、飛ばし方のアドバイスをしたり、
自ら「連凧」などを持ち込んで、凧揚げ大会を盛り上げてくれた
凧名人【半田丈直先生】↓

今回は「凧づくり教室」のスペシャルゲストとして来ていただきました👏👏👏

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ここまでは前置きです
既に情報量が多すぎて、パンパンになりそうですが…
詰め込んでみます!


先ずは、『凧のおはなし』からです

半「どうして凧は飛ぶと思う?」
子「風が吹くから~」
半「じゃあ、お家は?飛ぶ?」
子「軽いから~」
半「じゃあ、葉っぱは飛ぶ?風船は?」
子「ヘリウムガス入れたら飛ぶよ~」

軽妙なやり取りの中、頭フル回転で考える🤔子ども達
「正解」以外は、「間違い」ではなく、
視点を変えることで、それは「どうして正解ではないか」に気付いていきます

ネタバレですが、正解は「糸が付いているから」だそうです

半「葉っぱにも糸をつけたら飛ぶ」
半「葉っぱに糸を付けた凧で魚を釣る民族がいる」
半「今日つくるのはフランクリン凧
この凧で雷の正体が電気だと発見したフランクリンさんの名前がついています」

待って!待って!!
サラッと仰っていますが、一言一言、
耳慣れないワードに処理能力が追い付いて行かない💦💦
後で調べたら、ありました
「木の葉凧」に「フランクリンの実験」(理科で習ったかも?)

とにかく、名人のお話し、濃すぎて、私はGoogle片手にじゃないと
理解が追い付かず、脳が筋肉痛になりそうでした🧠💦
一方、子ども達は、平たい言葉で伝えているので、好奇心を刺激され、前のめりに聞き入っていました
多分、今全部は理解できないと思うけど、
幅広い知識と、経験に基づく知恵のシャワーを心地よく浴びている感じでした


また、
「船の上で凧揚げしたことあるよ」
「人の乗れる凧あるじゃん」
など次々でてくるエピソードに想像力も掻き立てられました😲💭

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さてさて、「お話会」じゃないです!
今日のメインは「凧づくり」
さあ、つくっていきましょう
ヨーコ先生が作り方の説明をします

名人からのアドバイスはシンプル
「かるく」「つよく」「バランスよく」
「飛ばない凧は凧とは言わない」

さあ、がんばりましょ~

【①折り目付け】
先ずは、和紙を折って、折り目を付けます
日本折紙協会理事長でもある半田先生、「折り」のプロです

【②ひご付け】
次に竹ひごを付けます

ひごは平たいのと丸いのがあること
固定する位置 どうしてその位置か
「耳と目」に集中します

じゃあ、次は自分の凧をつくっていくよ!
「目と手」に集中して!!

【③成形】
竹ひごの骨をはれた子は、線を引いて、線に沿って和紙を切り取ります



次は【④装飾】
「軽く」を意識して、今回は絵の具は使わず、
ヨーコ先生のアイデアで「超簡単!オリジナルスタンプ」で装飾します

和紙との相性がイイネ◎

最後の工程は【⑤糸目付け】


凧糸はボンドを塗って丈夫にしてあります
最後の集中力を振り絞って、糸の結び方を覚えるよ

さあ、完成!!!!


風車が回ってきた!いい風吹いてるよ!

飛ばしてみましょう
た~こ た~こ あ~が~れ~~~♪


子「生まれてはじめて凧揚げしたよ」
子「地域である凧揚げ大会にこの凧持ってく~」
親「お母さんも飛ばしてみた~い」
親「(元海賊船メンバー)お姉ちゃんつくった凧、家にまだ飾ってあります」

ご近所の方々が声をかけてくださったりもしました
「懐かしいな~ 自分で作ったの?すごいね~」

本当は、凧は定位置に立って、風を捉えて揚げるものなので、
走ってはいけないそうですが、風が不安定で小雨やヒョウも降ったりの今日の天候では
しょうがないですね

途中、凧名人からは揚げ方のコツ、揚がる原理なども説明がありました
「揚力」「翼面」などの言葉は使わずイメージで分かりやすく説明

こんな説明もありました
イラストでよく使われるこういう凧 どちらが飛ぶと思いますか?↓

【正解】左
右:四方を骨で囲んであり、風の通り道がないから飛ばない×
左:角凧の骨のはり方はこれ○

本当に知識×体験モリモリの教室
半田先生ありがとうございました!(^^)!

最後に…

あれ😲?
↑↑電信柱、突き当りの竹やぶ↑↑
↓↓鈍角の曲がり角 オレンジ瓦のお家↓↓

30年前の写真とシンクロ📸
時代が変わっても、風景が変わっても、凧揚げしている海賊船
空がある限り、子どもがいる限り、
凧揚げしていきたいですね~

※次回1月27日 木琴最終回です ゼッタイに忘れずに持ってきてくださいm(. .)m

(K)