溶解炉製作

海賊船の館長がセネガルから帰国しました。

館長「僕はアフリカで見て来たアルミ鋳造をどうしてもここで子どもたちに体験させたいんだっ!なんとか出来ないかね⁈」

私「ま〜、やれない事はないですが…で、いつやるんですか?」
館長「すぐ!すぐやりたい!」
私「……」


と、言うわけでアルミを溶かす溶解炉を製作しました。

先ずは、館長が訪れたセネガルのアルミ鋳造工場の動画です。

NPO法人海賊船さんの投稿 2016年11月13日

実際にこんな感じでつくられ、売られているそうです。

以下、◆《海賊船流》アルミ鋳造炉◆製作の過程です。

さて、上手くいくのでしょうか?

◆その1◆

特殊な部材はしょうがないのですが、基本、海賊船にある材料で作りたいので不恰好になると思いますが、何とかしようと思っています。

炉の内側に耐火性のモルタルをはりました。

 

◆その2◆

ペール缶の印刷を落として、耐火塗料を塗りました。

◆その3◆
鋳型をつくるための鋳砂用ミキサー動作試験をしました。
◆その4◆
溶解炉製作
空焚きをして炉の中にはった耐火モルタルを焼き締めています。
火の勢いがかなり高い所迄いっても炉の外に接触しているプラスチックが溶けていないので断熱はほぼ成功でしょう。
 
◆その5◆
いよいよ試運転
アルミ溶解テストです。
 るつぼを入れセットして火をつけます。
アルミが溶けたら型に流し込みます。
真っ赤!
きれい‼︎
子どもたちは大興奮。
インゴットづくり大成功でした。

 ◆その6◆

 アルミ鋳造をする為の材料としてアルミ缶が集まって来ます。
かさばるので【缶つぶし】の道具を作り、楽しんで缶つぶしをしました。
ストレス発散にもなったようです!
◆その7◆
子どもたちがアルミ鋳造をする為の型枠と鋳砂を作りました。
さ〜、これでいつでも鋳込めますよ。
どんな作品ができるかな?
詳細は今後の活動日誌で。
 ◆おまけ◆
子どもたち用のアルミ鋳造用のルツボ、使用の限界を超え穴が開いてしまいました。(ToT)

と言うわけで2号の製作です。
ここではあくまで手作りにこだわりたいので、2号は古くなった消火器を使いました。
さ〜!また子どもたちと鋳造しますよ。

◆おまけ2◆
海賊船には、他にも子ども達が型を作りアルミ鋳造した作品がたくさんあるよ。
(この時は、鋳造は工場にお願いしました)
探してみてね!
(大)